作文指導
今日は、夏休みから取り組んできたニュース作文コンクールの募集締め切りの日でした。
夏休み中に終わらせてくれた塾生もいたのですが、先週ギリギリまでかかってしまった塾生もいました。
なんとか、締め切りに日に間に合い取り組んだ塾生全員の応募が完了しています。
私が作文を指導する際に、最も重要視していることはその作文のオリジナル性です。
もちろん基本的な書き方の構成は必要ですが、どんなに上手に書けていようが、オリジナル性がなければ書き直してもらいます。
よくある駄目なパターンは、ネットで調べた内容をそのまま自分の意見として書いていることです。
例えば、貧困の問題があったとします。
貧困問題の解決策として個人ができることと言えば募金です。
募金はとても大切なことですが、その内容を書いてきた場合は、具体的にどういった方法でどれくらいの金額を募金するのかを聞いてみます。
すると、書いてきた本人は言葉に詰まります。
そこで本当に募金しようと考えているのか尋ねると、首を横に振ります。
次にネットに出ていた内容をそのまま書いてきたのか尋ねると、首を縦に振ります。
なんとなく作文を書いている場合、このようなやり取りが何度か続いてしまいます。
塾生たちにとってみれば、面倒臭いなぁと思われているのかもしれません。
ですが、理解してくれた塾生が書き直してきてくれた作文は、内容や質が一気に向上します。
素晴らしいと感じれば、塾生にそのまま私の気持ちを伝えます。
すると、書き直しをお願いした時は嫌な顔をしたのに、自らもう少し書き直したいと伝えてくる塾生もいます。
不思議なものですが、ここまでくれば作文を書く意義が本人にも見えてきます。
やらされているからやっている!
なんとなくな考えから自分が本当に伝えたい考え!
作文指導は大変ですが、作文を書く意義を見つけてくれる塾生をこれからも増やしていきたいです。