第37回 修養講義

本日、10月31日(日)に修養講義を実施しました。

朝から中学3年生の三者面談をしているのですが、16時から20時までの合間での実施です。

今回の講義内容は、幕末の歴史について、井伊直弼を題材に考察してみました。

結果的に井伊直弼が締結した日米修好通商条約。激動の時代の中で、様々な人たちの考えがあり、苦渋の選択を強いられた井伊直弼。今回は、塾生に自分が井伊直弼だと仮定し、条約締結に賛成か反対かを考えてもらいました。

参加した多くの塾生が頭を悩ませながら考えてくれました。結果は、締結に賛成が77%で反対が23%でした。

また、井伊直弼と同時期に活躍した島津斉彬も取り上げました。直弼と斉彬は、将軍継嗣問題で対立した経緯もある人物です。残念ながら斉彬を知っている人はほとんどいませんでした。

西郷隆盛を見出した斉彬。晩年西郷は、斉彬のことを「お天道様(太陽)のような人だった」と語っています。

学問だけでなく道徳を重んじる生き方は、見習うべきが多いのではと解説しました。少しでも心に残ってもらえることを期待して。

今回の修養講義でした。