第44回 修養講義

昨日、6月26日(日)に修養講義を実施しました。
今回も多くの塾生が参加してくれました。

今回の講義内容は、AIを取り上げ、最近話題になっているChatGPTやgoogle bardについての解説をしました。
また、テキスト生成だけでなく、Adobefireflyを使った画像生成も実施してみました。
例えは、下記のような言葉から絵を生成しました。
1点目、「青空の桜の木の下で一人がぽつんと立っている絵」
2点目、「顔が人間みたいな犬」
3点目、「星がたくさんある宇宙で、宇宙服を着た犬が月に着陸する絵」

実際に生成された絵は、全員が笑ったり驚いたりの生成画が多かったです。

さて、講義の内容ですが今回は高校生も多く参加していたので、実際にChatGPTのことを知っている塾生もいましたが、画像生成に関しては知らない塾生が大半でした。
私も含め各塾生たちの反応ですが、ChatGPTやAdobefireflyを実際に使ってみることで、よりその凄さを知ることができたのではと思います。
私自身も、AIの進化スピードに振り落とされないように自らのアップデートの必要性を強く感じてます。

後半は「絵」つながりで、葛飾北斎の取り上げました。
葛飾北斎と言えば、富嶽三十六景が第一に頭に浮かびます。
特に有名な、神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)は大波が押し寄せる江戸湾を背景に富士山を描いた作品です。
タイトルはあまり知られていないのですが、日本人であれば誰もが一度は見たことのある絵だと思います。
葛飾北斎は、中学の歴史の教科書に出てくる日本を代表する絵師です。
ですが、葛飾北斎の生涯について習うことはありません。
今回は、北斎の生涯を解説しつつ、北斎がいかに絵に没頭していたのかを伝えました。
例えば、あまり知られていない次のようなエピソードがあります。
北斎は、生涯を通して93回も引っ越しをしたという逸話が残っています。理由は、絵に夢中で片付けや掃除をせず、汚れが限界になると引っ越しをしたからです。

このように、歴史の偉人には教科書には書かれていない多くの物語があります。
そんな物語に触れることで、勉強が面白くなることもあります。
今では、今回取り上げたChatGPTやgoogle Bardが簡単に教えてくれるかもしれません。
ですが、どんなに便利でもAIを使うのは人です。
何ごとも興味を持って、“問う力”を養う必要があります。
この力は、きっと学力向上にも役立つはずです。